乗鞍は別天地
今年の冬は2月くらいまでは雪少ねえ!ってかんじでしたが、3月に2回ほど南岸低気圧ドカ雪が松本にあり、その間に温暖化の氷化した層を挟んでいました。でもまあトータルの積雪量は十分あり、スキー場トップ近くのタンネの森の中の練習場で30個築城しました。このあたりでは今年三回目ですが、毎度数百m場所を変えてやっています。
参加者のホンキ度に焦げ付きそう
いつも通り40分くらいでイグルスキーのデモを作って見せて、その後各自で築城。今回は、昨年の松本フォーラム講習のとき大雪で、イグルスキーが名古屋から松本入りできなかったとき憂き目にあった人も多く、しかも中にはこの一年、イグルスキー動画を何度も何度も何度も見てシミュレーションしてきたという熱心な人もいて嬉しい限り。募集して数日で満員になっただけあって、参加者のホンキ度に焦げ付きそうでした。遠い街から延々運転してきてくれた参加者も多かったのですが、地元の県内の人も多く、中には山好きで神戸・徳島から松本に移住してきたっていう若い夫婦がいて、イグルスキーはすごく感動しました。みんな、もっと移住してこいよ!子供が出来たら、子どもとイグルー合宿しようぜ!
今回、イグルスキーの気づきは、
○細かいブロックしか取れない人は、トレンチの深さが甘い。30㎝ノコの目一杯を切り出せる「深さ30cm」のトレンチを丁寧に掘ろう。
○積むときは一段目の段階から、崖っぷちから5cm~10cmくらいは張り出して中に寄せて詰め!中へ中へという積極性がないと、煙突になっちまうよ。
この2点かな。はじめのデモでもっと強調しよう。
イグルー作るのは楽しくて
多くの人からブログやヤマレコや著書を熟読してくれていた感想をきいて本当にうれしかった。あんな地味な本でも誰かの心に届いていたことが。それに、出来ても苦労しても、みんなイグルーを楽しそうに作っていた。
朝出発前に、先月栂池で講習した雷鳥写真集団とグーゼン邂逅。きょうは位ヶ原でイグルー泊するとのこと。講習で身につけて、どんどん皆自分の山行に取り入れてくれる。講習ではできるってことを知って、自信を持ってもらえるまでで良い。その先は各々工夫して、自分のものにしてもらえれば良い。
有志7〜8人が、作ったイグルーで泊まっていました。
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