同志社大山岳部はイグルーが大好き!

イグルー講習会や講演など
夜のとばりが降りてきた。テントは無い、どうしよう。イグルーがあるよ。

同志社は「イグル好きー」だった

こんにちは!イグルスキー米山です。

今年もついに冬がやってきました。コロナや異常気象もあるけど、季節が巡ってくるのは本当にありがたいです。

10月に日本山岳会の計らいで京都で講演した折に、最前列で聞いてくれていた同志社の若手OBから、ぜひ現場講習を、とのうれしいリクエストを頂きました。聞けば同志社は知床や利尻などの北海道の冬季山行が大好きで、みなイグルーに対する関心が凄く高いのです。

更に長距離冬季山行だけではなく利尻の登攀みたいな細くて急なところでもイグルーができるというのが響いたみたいです。イグルーが好きなやつはみんなイグルスキーですね。

この季節に14人!積雪ある場所を探して。

全員集合。湖畔の吹き溜まりは数多のイグルーで村ができました。

しかし、日程オファーは12月の2週め。積雪が少なく、雪も固まりきっていないほど、イグルー作りの難易度は高まります。でも、今月のうちに腕を磨いて、できれば正月の長期登山で実践したいって言うんだから、やります。学生時代は短いんだ、ひと冬も無駄に過ごしちゃいけない。

一個や二個なら、周りがヤブでも積雪50センチで作れますが、14人分+練習用として20やそこらを作るにはキツい季節です。始め期待していた魅惑の未踏峰、アカンダナ山はまだ真っ黒なのでやめました。

京都と名古屋から一番近い西穂に、ロープウエイのパワーを借りて登りました。標高2220m、西穂山荘から南に標高差100mほど下ったところ、吹き溜まりのありそうな地形に見当をつけたら当たりました。毎回発見の連続です。

さあさあ、日が沈んでもきょうはテントが無いのだ。イグルー作らなければ寝床がないぞ〜、という「追い込み感」は、イグルー習得のコツの一つ。

日が暮れてしまった〜

前日のうちに登って、積雪情報をくれた先発隊4人がすでに池の畔で作り始めていました。スゲえ気合です。さっそくイグルスキーが一個作って見せました。すでに試していたメンバーからは、細かな技を直に見て、いろいろとガッテンとの反応が出ました。

開始時間が遅く(15時ころ)なっていたので、中段のコツを説明した段階で、各々に始めてもらいました。イグルスキーのは1時間ちょっとでできましたが、完成後、整形中に内部の土台を削りすぎて全崩落という痛恨の失敗があり瓦解、やり直したため、みんなのイグルーの細かい指導が甘くなり、暗くなってしまいました。ごめん。でもなんとか全員ねぐらを確保して、饗宴となりました。

集会用イグルーは大きすぎて屋根を諦めてタープ張り。海鮮ナベと現場唐揚げチキンズと。海の香りマンマンです。

平成12年12月12日生まれのメンバーの誕生ケーキ。カステラといちごは大事に運び、ホイップは現場でシャカシャカです。21歳おめでとう!

登山生活40年で、最もゴージャスな宴でした。これだけの料理を仕込み、運び上げ、まかなってくれた力量に驚嘆しました。おいしかったです。お誕生日おめでとう。

翌日はまたみな一個ずつ作りました。中段から、思い切って内側にせり出すのがコツです。ここで攻めないと、高い塔が出来上がり、天守閣型のやつになります。安土城ですね。会場のあちこちから、崩落のたびに悲しげな叫び声が響くのもイグルー練習の楽しいところ。悲しいときは大声で泣き叫びましょう。阿鼻叫喚。

せっかく積んだのに崩落の憂き目に。弱い段があると上に載せても無理がある。

今回の気づき・下に掘れなければ4人用は無理

事前には4人用イグルー4つ位をイメージしていたのですが、40分で作るドームの大きさは構造的に限界があり(内径1.8mくらいまでだと思う)、これだとと身長180センチの人と両脇に160センチ位の人の三人が限界。4人用にするには地面の下に1mくらい掘れて、その両脇を広げられる積雪がなければならない。だから積雪1m弱では、2〜3人用が限界です。それをいくつか連結式にするとOKです。

今回の気づき・石切場と出入り口の位置は上向き

足元だけからブロックを供給できないから、供給地(石切場とよんでます)からブロックを運び込みます。重いブロックを運ぶので、斜面の上側から降ろしたほうが楽なので、石切り場はイグルーの上側になります。運び込みの出入り口は終盤まで梁を載せられないので、入り口も斜面の上を向きます。梁をつけてしまうと出入りでくぐらなければならないけど、梁を載せないとなかなか天井を塞ぎづらいです。

2つの気づきは次回以降、わかりやすく図解入で解説します。

きょうはここまで。またね。

山行記録: 同志社大山岳部とイグルー講習会・西穂
2021年12月11日(2日間) 槍・穂高・乗鞍, 講習/トレーニング / yoneyamaの山行記録

3人用を3つ連結したイグルー。表札も掲げました。真ん中のイグルーはまるで戦車兵ですね。

コメント

  1. AKITA より:

    ご指導ありがとうございました!初めて自分で屋根が閉じたきちんとしたイグルーを作ることができ感動しました。もっと練習を重ねて今後の合宿に生かせたらと思います。本当にありがとうございました。

  2. AKITAさま
    これまで失敗していたからこそ、屋根作る飲み込みも早かったんじゃないかな。これからの季節は、もっといいブロックが取れて楽にできます。ばんばん作ってください。
    長い登山愛好家人生の、順調な一節になりますように。

    イグルスキー米山

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