太くないと折れる
今週の講習では皆ブロックを丁寧に切り出すことが出来ていましたが、雪質が悪かったりするのか屋根づくりの決め手となる三角柱の長細いブロックがなかなか取り出せず、切り出すときに折れてしまうという声が多かったです。でもイグルスキーがそこにいってやってみせるとできる。なので、雪質のせいではなかった。原因の一つに、三角柱が細すぎて、長さと太さのバランスが悪いので折れる、というのを仮説にしました。
ここでおさらい、三角柱切り出し法とは
雪面下三段くらいブロックを掘り出すと、1mくらいの深い壁に囲まれます。その壁から長細いブロックを切り出してラスト、屋根にして塞ぐのですが、平らな壁の裏側にはノコギリが入れられないため、四角柱ではなく三角柱で壁から横長の柱を切り出すのです。ノコギリの切れ目を出会わせるために。
壁から三角柱のあと、どやって続けるか?
みなさんこんにちは!イグルスキー米山です。
今回は、屋根を塞ぐために長細いブロックを内部から切り出す三角柱切り出し法の、その後に付いて技術を図説します。しっかりイメージしといてね。
三角柱切り出し法のあとどうするか
ブロック切り出しは、切...
一辺30センチの正三角形の柱を!
30センチのノコ刃の長さがブロックの大きさを規定するのですから、三角柱を切り出すときの二本の横線の幅はズバリ30センチです。大胆にいきましょう。幅1mくらい狙ったら、太さは一辺30センチくらいないと折れます。太くても、三角柱は傾斜面を滑り降りてくれるから取り出しやすい。ぜひ大きいやつを滑り落としてくださいね。
それでもなぜか折れやすいとき
前段階の竪穴を掘ってブロックを切り出しているとき、周りの壁に無造作にノコギリを食い込ませたりしていると、後で壁から三角柱などを切り出すときに思わぬ切れ目があって逆襲を受けます。ノコとスコップを持ち替えるときは絶対ブロックを切り出す予定のない、すでに積んだブロックの隙間などに刺すようにしよう。スコップは壁に立てかければよし。
イグルーづくり、結構細かい気遣いありますよ。
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