ブロック切りの大事な技「ジャガイモではなく豆腐」

イグルー・作り方技術
ブロックを切るノコを持つ手首が当たるところの雪クズを掃除しておくのが重要

「ジャガイモではなく豆腐」

早くイグルーを作るには大きな長いきれいなブロックを沢山切ること。「きれいな」とは、角がそろっていて面がまっすぐなブロックです。こうでないと積んで行った時、その上の段が安定しなくてガラガラ崩れんですよ。「ジャガイモではなく豆腐」です。

ノコの切れ目だけで勝負しよう。スコップはちょっと突っついて手を入れる隙間を作るためのもの。

「お掃除が重要なのだ」

そのためには、ノコギリの性能を最大限引き出します。スコップの力をなるべく頼らない。切れ目が不十分なのにスコップでガジガジやると、ブロックが壊れる上に、スコップが安いと付け根が金属疲労でヒビ入ります。

切れ目同士が見えない雪の中で出会っているかイメージしてください。ノコを差し込む角度の影響を与えるのが、手首の動く範囲にある雪クズが整理整頓されているかどうか、手首の動く範囲にある壁が膨らんでいないかです。一手間ですが、スコップで整形して退けておくと、切れ目がぴたりとあいますよ。

NG図の右手首当たる壁の出っ張り(黒いところ)を削っておく(青いところ)と手前ハの字に切れ目が入れられる。逆側のハの字も、体の位置を変えず左手でやると逆ハの字になってしまうよ。逆ハの字だと、たとえ切れ目が出逢っていてブロックはコトコト動いても、引っかかって出てきてくれませんぞ。

ノコを扱う姿勢も重要

図のNGでは、立って腰を曲げたまま低いところのノコを扱っていますがこの角度ではノコが水平ではなく下向きになります。姿勢を低くしてノコをへそに近づけると、腕力も無駄に使わずつかれませんし腰にも優しいです。膝をついて、腰も接地してやりましょう。

図のNGでは、体を動かさずに右手と左手だけで持ち替えて切れ目を入れますが、その切れ目がどちら向きの「ハの字」になるべきか、考え、右手が向いているのなら身体を移動しましょう。体を都度移動する、というのが大切です。ヘソの位置→身体の位置が重要。

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