越前、銀杏峰・部子山からイグルーたより

ある日のイグルー
銀杏峰と部子山の間のイグルー。彷徨倶楽部HPより。以下も。

こんにちは、イグルスキー米山です。

またまたイグルーたよりが届きました。滋賀県の山岳会・彷徨倶楽部のNさんとTさんが、先日1/29-31まで2泊、初イグルー泊に成功しました。イグルスキーを参考にしてくれたそうです。嬉しいです。今年の日本海は豪雪です。この週末は少し緩んだチャンスでしたね。積雪は3mはあったようです。

初日のイグルー作りはガスの中だったみたいです。こんな寂しいところでも御殿が建立できるのです。

銀杏峰(げなんぽ)と部子山(へこさん)は、福井県の名峰です。白山、能郷白山の展望がバッチリの山です。

製作に4時間。雪の掻き出しにも時間がかかった

最初だから仕方ないのですが、記録を拝見すると時間がかかりました。その原因は、本人による反省点では次の3つでした。

・上部のブロックにならないフワフワ雪を使いすぎたかもしれない。

降って数日以内の柔らかい雪は、以前は私も踏み固めてブロックにしていましたが今はその下に良い締まった雪があるのを知っているので、どかして、使います。どかせないほど多い(1mとかの)ときは風で吹き飛んで新雪層が薄い、ほどよい場所を探します。

とても几帳面な性格ですね!きちーんと積んであります。

・ブロック同士が内側に倒れようとする時に面と面で押し合うよう、上から見て台形に整形しようとするなど、丁寧に積んだ

段が横並びになっていて、丁寧にブロックを積んでいます。これはあとでスキマを塞がずに済むのですが、急いで屋根を仕上げるなら、実はもっと穴だらけに適当に積んでも良いのです。でも余裕があるなら、こうして作れば、すごく美しいイグルーができますよ。

・また、中の雪を掻き出すのにかなり時間を取られたとのこと。

できれば中の雪だけでドームを築いて、ブロックがなくなると部屋が広くなるという感じで進むと、無駄がありません。また、中の雪は、その上で靴でバンバン踏みしめると、結構凹みます。切って排出するよりも、このほうが楽だなあと思います。大暴れしてシコ踏んで、できたばかりの不安定な屋根にぶつからないようにご注意。

部子山1464m。標高は低くても樹林は薄い。ガスになれば真っ白です。こういう場所のテントは、完全ではありません。

ゆっくり2泊して部子山を往復

イグルーはベースキャンプに使えます。私は最長で5泊したことがありますが、屋根が軽いので雪洞のように天井が下がってこず、ブロック同士がくっつきあって、益々丈夫になり、スキマに雪が積もって益々静かに隙間風もなくなります。

今回二人は部子山の帰りに体調が少しばかり不調になったとのことですが、安全な天場がこの大雪原にあるというだけで、どれだけ心が安らかになることか。

どんな強い人だって、予期せず不調になることはありますし、動けなくなった人に出会ってしまうこともあります。そんなときにイグルーを作れるだけで完全に行方が別れます。

翌朝のイグルーは、粉雪かぶってますます頑丈です。

入り口は、ツエルトでしのぎました。もっと風が強くてもっと気温が寒ければ、ブロック突っ込んで閉めると完璧です。

ツエルトの緑で輝いてます。細長いブロックもきちんと段を揃えてあり、美しい仕上がりですね。

彷徨倶楽部 銀杏峰〜部子山 イグルー泊縦走(1日目)
山岳会「彷徨倶楽部」の部員が作るブログです。
彷徨倶楽部 銀杏峰〜部子山 イグルー泊縦走(2日目)
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彷徨倶楽部 銀杏峰〜部子山 イグルー泊縦走(3日目)
山岳会「彷徨倶楽部」の部員が作るブログです。

Nさんはまた何度かイグルーをやって、スキルをあげていきたいとのことでした。楽しみです。

きょうはここまで。またね。

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