幼稚園でイグルー作って、中でこどもとお茶を飲もう

イグルー、里でつくる
幼稚園の庭に作ったイグルー。こどもがたくさん来て人気ものになりました。

製作中です。子供がよろこんでいました。

こんにちは!イグルスキー米山です。

町の中でも作れます

青森市に住んでいた時、よく庭に作りました。青森の積雪はすごいですよ。家の一階部分は見えなくなります。道路は除雪車がやってくれますが、屋根の雪も落ちて集まるし、ガラス窓には板を掛けます。屋根のない車庫は悲惨です。庭にイグルーを作るといっても、正確には、庭の積雪の上にイグルーを作るというわけです。信長の安土城みたいですね。

庭の積雪の上に見える丸いのがイグルーです。中でローソクつけています。これが青森市内の積雪です。すごいでしょう?2012.2青森市内。以下同じ頃

雪山の上の、このイグルーまで階段を切ったり、滑り台ができたりで、とても楽しいです。私も子供のときは魚屋から運んできた木の空き箱を何十個も組み立てて、巨大建築を作って遊びました。立体的で狭い穴ぐら迷路ほど、心躍るものはありませんね。うちのこどもは近所のおねえさんともだちを連れてきて、中でおやつ食べていました。

山の上で作る時との違い

これだけ積雪があっても標高が低いので、気温が高い日も来ます。氷点下で深々と降り積もるような日が何日も続けば山と同じですが、気温が上がってプラスになると雪が溶けて硬くなるので切るのに苦労します。カキンカキンになって、ノコも入らないほど氷みたいになったのは、作れません。特に除雪の雪を集めたような雪山は、雪が氷のように硬くなっていて、ブロック加工が難しいです。

降ったあと誰も踏み固めていない雪がよいです。でも降りたてのふわふわ雪では駄目。低温下で自然に締まった雪が、加工しやすい雪です。屋根の上なんかによくあります。倉庫の上などに、はしごをかけて登ると、良い雪があります。良い雪というのは硬いのにサクサク切れる雪です。

この写真では横にある車庫の屋根の上に、良い雪がたくさんありました。青森の車庫の作りはすごく頑丈です。このあと甲府に引っ越したとき、2014年の2月に歴史的災害級の1mくらいの積雪があって、甲府の町じゅうの車庫の屋根がぺしゃんこになっていました。作りが違うんですね。あのとき甲府の自宅前でもイグルーを作りました。すぐに気温が上がって、降りたてなのにべしゃ雪だったので、くっつきやすい柔らかいブロックで、あっという間に作れたけど、午後にはとけて屋根が落ちました。

二階の窓から撮りました。後ろの車道が低いです。

こどもの通う幼稚園の庭に作って園長先生に捧げて、子どもたちと潜って遊んだこともありました。青森の人は冬中、もくもくと雪かきをしています。はしゃいでいるのは子供だけで少々気まずいのですが、もっと家にイグルー作ったら楽しいんじゃないかな、と思いました。30万人の都市でこれだけ降るところは世界中探してもここだけって聞きましたよ。

きょうはここまで。またね。

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