イグルー講習会で15個作りました。
こんにちは、イグルスキー米山です。
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針葉樹林のなか、唐松岳遠望
無風快晴の春の山でイグルー講習しました。
7人参加。もう表面は結構固くて、ツボ足でも潜らない感じの雪です。栂池の標高1900m付近です。参加者の中には以前挑戦したけど3時間もかかったという人も一人いました。
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イグルスキー作。4人用。所要時間は1時間ちょっと。雪重かった!
まずはイグルスキー講師が4人用を一発作って見せ、そのあとみんなが一人一個ずつ作るという流れです。40分で作るのが目標ですが、今日の雪は硬くて重くて、結構時間がかかり、1時間15分かかってしまいました。2月の雪とはずいぶん違ってきました。でもこんな雪でも作れます。雪洞はこのあたりではどこにも掘れません。
目の前で見て、教わってみればできるのだ
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最期のあたり、屋根が塞がる、ウキウキのところです
このあとみんながコツを飲み込んで一個ずつ作ります。
小さめに作ると中の作業がしにくく、大きく作ると今度は屋根が塞げる気がしません。でも大丈夫、それぞれに解決策があります。結局、みんなは2時間ちょっとかけて、なんとか屋根を塞ぎきりました。
「これでも雪洞掘るより早いし、体も濡れない」(雪洞泊経験者)
「一人で集中してできるのがいい」(孤独の好きな人)
「達成感デカッ」(若者)
「よおし、コツが分かった」(自力で挑戦したけど3時間かかった人)
「はじめは屋根が塞げるとは到底思えなかったですよ、うれしい〜」(やや弱気だったお姉さん)
「浅いところは雪が硬くて無理そうだったけど、下に掘るといい感じの雪に変わった」(若者)
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4人+4人用連結式ひょうたん型で祝杯
などなど、発見の感想を聞きました。そうです、下に掘っていくと良い雪に出会うのです。
二日目はほぼ半分の時間でほとんどの人が屋根まで完成できました。あと二つ三つ作れば、そして、もっと標高の高い、気温の低いところ(雪が軽くて硬いのです)で作れば、40分は達成圏だと思います。
15もイグルー作ると、まるで古墳群です。
ひとまず報告でした。細かいコツなどの解説は、これからおいおいしていきます。
きょうはここまで。またね。お楽しみに。
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