壁から三角柱のあと、どやって続けるか?

イグルー・作り方技術

みなさんこんにちは!イグルスキー米山です。

今回は、屋根を塞ぐために長細いブロックを内部から切り出す三角柱切り出し法の、その後に付いて技術を図説します。しっかりイメージしといてね。

三角柱切り出し法のあとどうするか

ブロック切り出しは、切れ目をぴしりと合わせるのが必須です。切れ目がつながればブロックはコトリと動きます。そうでないのにスコップで出そうとすると、せっかくのブロックが崩れたり折れたりしてもったいないです。かるかた層が貴重な場合もあるのでなるべく無駄にしたくないですね。三角柱をまず取り出すのは、切れ目を合わせるのは割と楽なので、切れ目がつながれば、斜めの面を三角柱が勝手に落ちてくるくらいです。問題はそのあと。2つの方法があります。

方法1:垂直切り出し法

三角柱を出した下の部分からもブロックを取り出します。その際、後ろ側の切れ目を入れる時、ノコギリを普通に刺したのでは、斜め向こうに行ってしまい(図のA)下面の切れ目と出会うことができません。なので、切れ目はなるべく鉛直方向に近く入れたいところ(図のB)。そのために私は、下図のようにまずは一番奥にノコを寝かして起き、柄の部分を両手で持って、垂直な切れ目ができるように刃を下に回転させて、背面の切れ目を入れます。こうすることで底面の切れ目と背面の切れ目が出会うことができます。図では左側が切れますが、右側も同じ用に回転切りにします。この方法はブロックが切りやすい硬さの時使えます。短い柄でないとできないし、柄が短いので両手を使って回転する時力がいります。その下の段(下右の図)では、より柄が扱いやすい広さになるのでタテに差し込んで左に引いて背面を切ります

 

方法2:三角柱連続切り出し法

おすすめはこちらです。三角柱を一本だけでなく、その下からも連発で切り出します。そうすると、その奥の列は、ノコの角度が入れやすく、すんなり四角中を切り出すことができます。ただし60度と120度からなる「ひし形柱」ですが。こうしてできた四角柱、結構大きいので縦割りにして、屋根に使っても良い軽さにしてください。縦割りは三角柱2つでなくひし形四角柱2つでもよいです。

ひし形四角中が取れているところです。

横壁から長細いブロックを取り出すことで、中も広がります。この深さにはかるかた雪層あり。

大きいので縦割りにして軽くし、本数を増やします。

ノコの切れ目の注意

ノコの切れ目は、深く入れすぎず、その後どう切り出すかを考えて入れてください。後ろの列も同じ切れ目で切り出すなら良いのですが、うっかりいらない切れ目を付けてせっかくの大きいブロックをあとあと失わないように。

また、改めて書きますが、「ハの字」の法則は意識してくださいね。ハの字には二種類ありますよ。手前開きのハの字と、上開きのハの字です。片方だけでうまく行かない例をたくさん見ました。また次回。

今回はここまで、またね!

 

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