黒姫山のイグルーたより

ある日のイグルー

みなさんこんにちは、イグルスキー米山です。

シーズンたけなわになってきました。信州から、イグルー泊成功の、うれしいお知らせがありました。紹介します。この週末、黒姫山で山スキー山行したヨーコさん二人パーティー、初イグルーの記録です。

ヨーコさんたちは山スキー愛好家。周辺のフワフワ雪を求めて、イグルーベースに、ダーレもいないところを登っては滑る山行です。

みかけは小さく、中は広く。二段目でかなり寄せて積んでいます。順調です。ここは気持ちのいいところですね。

黒姫イグルーのヨーコさん

ヨーコさんは八ヶ岳山麓の山スキー愛好家です。何年か前に山でご一緒したとき、イグルーを作って見せようとしたのですが、そのときは季節が遅くて、ノコギリが雪面に刺さらないほど固く凍っていて、できませんでした。その後ヨーコさんは自力で取り掛かり、昨シーズンは壁を築いたけれど屋根がどうしても塞がらずでした。

長細いブロックを橋掛にして屋根の穴が縮まていくところ。もうすぐ完成間近です。

つる植物の枯れ花かざり

今回、二人パーティーの山行では「上段部は細長いブロックを使う」という点を取り入れ、1時間半ほどでとうとう屋根付きイグルーを完成させました。積雪は十分、雪質も良かったようです。

このイグルーで素敵なのは、入山のときに見つけた枯れ花を持っていって、イグルーの壁に飾ってます。こんど真似してみたいですね。

 

塩尻産信州ワインのようです。

豆電球がLEDになってからは、ローソクご無沙汰でしたが、イグルーではローソクが最高に似合います。このコーナーはまるで祭壇か仏壇か。

F.B.ではおししそうなごちそうが並んでいました。

 

 

今回のイグルー評

勝手ながら、完成写真から、感想を。

ドームを小さく作れば屋根は塞ぎやすい。見かけ上この小ささなら、40分で作れる最適なサイズです。でも小さいから、足元からブロックをとることで掘り下げて、下で横に広げると良いのですが、二人組で、外にひとりいる場合は外からもブロックがもらえるので、足元が深くならない。それで今回は少し生活空間が狭くなったかも。

この、雪の深さと人数とドームの大きさのバランスは、その都度、積雪と雪質を見て判断します。何度かやれば、わかるようになります。どんどんできるようになって、楽しくなると思います。

それから写真で見る限り、少し入り口の穴が縦長なので、外からも良いブロックがもらえるなら、中の人はブロック運びのために出入りしなくても良いので、二段目くらいの低さで早々に梁を作って、入り口を狭く(この半分に)してしまえば、夜、塞ぐときに楽で、暖かく過ごせます。

屋根さえできれば、次回の工夫の数々が湧いてきて、もっと良いイグルーになっていきます。

屋根ができた喜びを表すポーズです。

あちこちで、イグルーを作れる人が増えてきて、とても嬉しいです。

きょうはここまで。またね。

 

 

 

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