イグルーの出入り口どうするか?ほぼ二つの方法で落ち着いています。
1.雪が多いところ=小さいドーム=深く掘り下げ
このタイプでは、雪庇脇などに作ることが多いので、 雪洞みたいに横の急斜面側から出入りします。 下に掘り下げて 最後に室内を整形して横に広げたときにでる「くず雪」を捨てるのにも玄関の前に傾斜があるから便 利なのです。
作るだけ作って、閉じ込められてから、 自分で掘り進んで脱出することもあります。 床が決まらないと穴の位置が決まらないので、出口ホリが最後になります。横穴部分は吹き溜まりで雪が柔らかいので、大体苦労なく脱出できます。最期は蹴っ飛ばして脚から外へでます。外が傾斜のあるところなので、くず雪をすてるのが楽ちんです。とはいえ、イグルー内を広げたときに生じる「くず雪」、床に均等に敷き詰めて、踏んでしまえば沈んでなくなります。苦労して排雪しなくてもいいです。
2.雪が少ないところや平坦な所に作るとき
このタイプは、地上部分の一番下の段をイッコ外しておいて、 そこを出入り口にします。下に掘り下げていくから、 出入り口は室内の床より高いところになり、 出入りの時は滑り込むような方法になります。 アポロ宇宙船の司令船乗り込みの気分かな。 イッコ開けた壁は作る時にその上に「橋かけ」をしてどんどん積んでいき ます。入り口はザックがぎりぎり入る狭さで良いので、 これでよし。 初めは小さく積んで最後に両脇ブロックを必要に応じて広げます。 橋掛けするから、あんまり穴の幅が大きいとブロックに苦労します。
外からもブロックを供給する方針の時は、 内外を出入りできる方が便利なので、 入り口の上の橋かけを、あとの方までせずに作業することもあります 。
入り口のふさぎかたは
スキー以外は何でも中に入れます。ピッケルは壁に刺して、物を掛けるのにいいし、スコップやノコは中でまだ雪をとって食用にするのに必要。アイゼンも中に入れると、朝、風のないところでつけられます。
ふさげる量の中サイズのブロックをいくつか内側に入れておき、
寒くなければ、ツエルトでも下げてノレンにしておくだけでも良いです。閉めちゃったらトイレは行けないの?
きょうはここまで。またね。
コメント