2025年現在、イチオシノコギリはこれ
シルキーのツルギです
ブロックはノコが長いほど大きいのがとれます。イグルー作りの決め手は大きくきれいなブロックを量産できるかどうかです。刃長が40センチなら文句なしです。しかも、細いので、スコップによっては柄にスポッと入ってくれます。上記リンクはその件の紹介なのですが、残念ながらこのブラックダイアモンドのスコップは今は売っていません。
このスコップは縁部分の反り返りがおとなしく、全体に平らなので、スコップ取りには最適です。イグルー作りに於いては、ノコの切れ目にスコップを差し込んでクイクイやって指をいれる隙間を広げるのがスコップの役割なのです。なるべく平らなものが望ましい。
エキスパートジャパンのピッケル取り付けスコップ
先日のイグルー泊で友人が持ってきた、昔(80年代)からあるエキスパートジャパンのピッケル取り付けスコップが、案外イグルー作りに適していることに気が付きました。両脇の縁の反り返りがおとなしいので、切れ目を入れたブロックを取り出すときにブロックを傷つけないことが重要。平たいからザック内へのパッキングもしやすい。私はザックの外にいろいろつけるのが好きじゃないのです。
そもそも「エキジャパ」の装備って、機能重視かつ簡潔です。蝶ネジは一見ダサいけど、寒気でかじかんだ手でも操作できる。ピッケル山行なら柄を省略できるという合理性も良い。
しかし、ピッケルにこのスコップをつけて使うと、イグルー作業では案外、ピックやブレードが脇腹などに引っかかったりします。それにピッケルを使わない山行なら、別に柄が必要です。
アマゾンで見たら以下のようなエキジャパ3点セットを見つけました。
このセットでは、その柄にスポッと入るノコギリもセットになっています。
しかしこのノコギリは写真で見ただけですが使いづらいです。ノコの柄が摩擦無しの金属だし、握力を使う円筒形。イグルー製作ではノコ使いが重要なので、こんないい加減な柄では疲れてしまいます。常々書いているように、この刃では木は切れない。汎用性が落ちるのです。
そこでイグルスキーのオススメは、エキジャパの「蝶ネジスコップ」+その柄+シルキーツルギです。
この柄にシルキーツルギがスポっと入ると思います。多分。BDの廃盤スコップが手に入らない今、これが一番のコンビネーションではないかな。
ただ、このセットのノコギリも、長さが40センチある点は評価できます。ツルギを買うズクがない人にはこの3点セットは楽に手に入って案外良いかもしれません。
ザック内にパッキングするとき、蝶ネジが引っかかって厄介なので、自転車の廃ゴムチューブ50センチくらいを巻いたら良いかなと思っています。そのチューブをこの金属の柄に巻いたら摩擦になって使いやすくなるかも。
この3点セット、ノコだけ抜きの2点+シルキーツルギの組み合わせが、現在手に入る最良のイグルー製作セットではないかな。
アマゾンでは見当たらなかったけど、エキジャパのサイトに行くとスコップと柄だけバラで買えるようです。スコップ8700円+柄6000円=14700円
+シルキーツルギ4389円
そうはいっても、すでに持っている人はそれを大事に工夫して使ってくださいね。
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