やめられない古いスキービンディング&列車入山テクニック

道具
奥がジルブレッタ400手前が300。300は金属疲労で修理不能になったので400を手前の板に移植する

古いビンディングの新調

春まで使っていたジルブレッタ300というビンディングが金属疲労で限界になり、長年の間にいらないという人から集めておいた、似たようなジルブレッタ400というビンディングに取り替えました。どちらも1980年代のもの。今のビンディングとの違いは登山靴でも何でも履けることです。

この40年で山スキーはバックカントリーと名を変えて、新雪を滑ることを重視して、板も靴もビンディングも特化したものに変わってきた。

テックビンディング用兼用靴は丈が高くて登るときは苦しいかと思ったけどどうってこと無かったのでOK 右の短いスキーが、バリスキールートには扱いやすい。

登山靴を昨年スキー靴っぽいのに変えたら、滑りに特化したスネまで固定のラクラク靴でした。板も幅広とかで、滑りにはラクラクなものもあるらしいです。ビンディングは軽くてカチャッと入るきれいなものが主流ですが、これはどうでも良いかな。猛吹雪だったり雪や氷が詰まると案外不便です。ジルブレッタのほうが確実で迅速に着脱できる。

長距離山行では、滑り以外の使い良さのほうがありがたい

でも私の山スキー山行は長期長距離行に主眼を置いているため「滑りだけ」じゃなくて、深雪急斜面のラッセルジグザグ登りとか、灌木を縫って低速回転したりとか、ガリガリ凸凹のデブリ面トラバースとか、着脱頻繁、シートラ御免とか、行く手に出てくるあらゆる面倒に対応しやすい道具が必要です。滑り特化型の道具ではなくて、筋力で対応するような道具のほうが助かるのです。130センチの短い板+登山靴スキーは山でも里でも使い勝手が良いです。
だからといって、このビンディングはもうどこにも売っていないから人におすすめは出来ない。今、山スキーセットを揃えると参拾萬円かかるそうなので、学生とか、無理だと思う。もらうしかない。

電車バス入山でスキーを運ぶテクニック

兼用スキー登山靴は巨大なので日帰りザックのお荷物。これも入山までは背負うので爪先を外に出してパックすると美しや。

自家用車ではなく電車+バス入山の独自ルートを使うことが多いので、バス停を降りるまでの運搬には工夫します。靴はザックの上部に爪先を両側に出してパックします。スキーとストックは、オーバーズボンを履かせて車内に持ち込む。

なぜ車を使わないかといえば、山の向こうに乗っ越したいから。車は回収などが不便なのです。山行の軌跡は山を越えて向こうへ抜ける方が、圧倒的に美しいし旅気分が良いです。バス停、駅からすぐ取り付ける尾根を探すのです

登山靴あるいは兼用靴は大きくて、ザックになかなか入りません。日帰りでも大きいザックなら良いですが。今回はこぶりなザックに爪先だけだしてパックしてみました。足首部分が長いので安定しました。

スキーはバスや電車でズボンをかはせます。専用カバーは荷物になるので、スキー着用とともに着用するオーバーズボンが最適。

スキーは交通機関の中でカバーを付けてくださいと言われない場合もありますが、こんなふうにして飛行機にも乗せます。ストックの先は尖っているのでこうすると危険感がないです。両足を180度開いた形で束ねた板とストックを通します。車内では、手すりなどのバーに、バンドや紐でキリキリ縛り付けて置くと良いです。立てかけは倒すし、寝かすと邪魔。網棚が空いていればそれも良い。

隣の折りたたみゴム長靴は、ワークマンのスグレモノ。入山までと下山後のための履き替え。背負って山越えできる軽さと小ささと安さです。テントシューズ(イグルーシューズ)にも使えるよ。

 

 

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