教え2・人数と広さ

テクニカルな話

◎3〜4人用(円形)

人の寸法はおよそ縦180cm、幅45cmで勘定します。四人だとちょうど180cmの正方形(上の図で黒い四角)ですね。イグルーブロックは円形だと強度的に積みやすいので、正方形のたて穴の上に半球型のドームが乗るという構造です。30cmを下へ三段掘り進むので、もとの雪面より随分低いところが床になります。だから積んだブロックの下も横に広げて広くできるので、3〜4人用なら少し狭めの150cm四方の正方形(上の図で橙色の四角)に一段目の土台ブロックを積みます。一段目は正方形だけど、二段目はコーナーに「橋架け」でブロックを置くから、次第にドームになっていきます。

◎1〜2人用(小さい楕円形)

180cm×90cmくらいで勘定します。楕円形になるけど、小さいから、ブロックさえ十分な大きさがあれば長い直径側の壁も大丈夫です。

◎5〜8人用(ひょうたん島式)

直径3mというようなイグルーは、やったことないですが、天井に手が届くかな?180cm×横並びで225cm(5人)というのは作った事がありました(「難」の図)。楕円形になると、長い方の壁が強度的に弱く、コーナーが遠くなるので屋根塞ぎに苦労して時間がかかります。こういうときはそれぞれ同時に二人で二つ(3人+2人とか)作って、中でつなげます(「良」の図)。各々は円形なので、所要時間は一つと変わりません。接点の壁を共有する格好なので、強くて早いです。つなぎ目のマドはなるべく広くしましょう。雪の壁越しだとお隣の声があまり聞こえないので。

◎9人以上(アリの巣)

4つのイグル−つないで迷路みたいなモグラの巣

ひとつの円形イグルーには4人まで。それ以上は増やしてつなげるという方法で落ち着いています。

4つを連結して12人用を作ったことがあります。それぞれに二つずつ出入り穴をつなげて。もう、モグラの巣みたいで楽しいです。参考に御覧ください↓。

山行記録: 【イグルー講習】野伏ヶ岳 京都雪稜クラブ
2017年03月11日(2日間) 白山, 積雪期ピークハント/縦走 / yoneyamaの山行記録

◎積雪が30cmしか無いところ

強風の場所などで雪が飛ばされて積雪が浅く、下に掘り込めず、一段取ったら地面というところでは、広く周辺から一段ずつ切って集めます。段の高さは5段くらい、見た目は掘り込み式より大きくなります。でも、吹きさらしと吹き溜まりはセットなので、半径50m以内には吹き溜まりがあると思います。どうしても山頂に泊まりたいんだ、というような時くらいか。初めて作ったイグルーが、日高のペテガリ岳山頂で、一段分だけの積雪でした。改めてお話します。

↓このときのイグルーは初冬12月で、積雪50センチでした。でも降りたての新雪じゃなかったから、ブロックができました。

テントを使わない快適な雪中泊。イグルーの作り方とその魅力【特集:キャンプと火と】 | Rhythm (リズム)
より奥深いキャンプスタイルをピックアップする特集「キャンプと火と」。今回は、「雪」の分野の野営術として「イグルー」をご紹介します。 イグルーとは、北米の先住民・イヌイットが生み出した、雪で作るドーム型の住居。この「イヌイット版かまくら」を使った登山での雪中泊を実践し続けてきたのが、カメラマンの米山悟さんです。見た目も愛...

きょうはここまで。サイズの話でした。またね。

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