白馬では生活圏でもイグルー可能に
今年は12月からバンバン雪が降ってありがたや。白馬村の平地標高750mでもイグルー作れるか試しに行きました。リフトでスキー場トップに行けばかるかた雪は間違いないけど、全天候でできる場所を探しているのだ。
白馬村の東丘陵の一角に、イグルスキーランドができるのではないかと、この冬雪が積もったのでイグルー盟友のトモエさんと実地検分に赴きました。
隣接のオートキャンプ場には、関東無雪域から豪雪キャンプマニアが年越し旅行に来ています。この駐車場を挨拶してお借りしてシールスキーでラッセルして現地に到達。杉林のはずれのコナラの斜面に積雪が多かったので、ここで築城しました。
新雪ふわふわ雪はスキーで踏み固めるくらいがちょうどよし
杉林は針葉樹林なので積雪がやや少なく、この時期は落葉樹林のコナラ、ミズナラのあたりならば積雪がある
。とはいえふわふわ雪含め70センチ。シールスキーでフミフミして積雪40センチ程度に圧雪してからイグルーつくりをスタート。ツボ足だともっと沈んでしまって駄目だとおもう。
新設をスキーで圧雪したくらいだと、ちょうどブロックにはなる密度になって、しかも軽いから運搬容易。40センチノコでかなり大きい特大サイズを切っても持ち上げられるので、意外と簡単にイグルーができた。50分で完成。
トモエさんのイグルー待ちの時間で、マルタイラーメンを茹でて、トモエさんの懐保温おにぎりとムシャムシャする。
イグルーツエルト・ハイブリッド式も試す
ツエルトをイグルーの天井の梁から吊るして、張り綱を外に出して中に張る方法も実践。張り綱が両サイド一本ずつだと、けっこうツエルトが垂れ気味で狭い感じになるけど、保温効果は強い。もう少し改良していきたい。
このあと、次なるイグルスキーランドを下見しようと岩茸スキー場にも出陣したのだが、チケット売り場でゴンドラ料金2900円を見て、白馬のインフレを思い知り、やめる。この辺の金銭感覚の呼吸がふたりとも同じで、親近感を強くする。
青木湖湖畔を通る旧道も吹雪の中。イグルスキーランドの可能性は、この地域では無限にあるなあと思った。
この時期の雪は、新雪が雪自体の重みでしまっているだけなので、スキーで固めたくらいの密度がちょうどよい。もっと時期が進むと、時々気温の高い時期を挟んでしまい、扱いにくいシャーベット層ができてしまうと、里の雪では難しくなる。でもまあできるんですけどね。白馬は本当に生活圏がイグルー地帯。村民全員に講習したい。
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