志賀高原・笠ヶ岳でイグルー大会でした

イグルー講習会や講演など
初めに1時間くらいで作ったデモイグルー。3〜4人寝られて、7人くらいは座って飲める大きさ。

イグルー中毒のメンバー含む、イグルー集会でした。今年はもうGWの雰囲気の雪解けですが、北信はさすが豪雪地帯です。まだまだできます。現場は積雪130センチ前後。人によっては1m切るところもあったけど、イグルーはできます。

サイコロブロック一段積んだら、二段目はもう長細いので攻めます。これは4段目くらいかな。

これがトレンチです。キッチリしたブロックをほしければ、急がば回れ。真ん中に溝をきれいに切ればその両脇から大きなブロックがガッポリとれます。

トレンチ!トレンチ!残雪期はトレンチです。

はじめての人に講習するのと、何度もやってみた人とでは、随分反応が違うというのが今回の感想です。ねぎさんとトモエさん二人のイグルー愛好家が、今回はイグルスキーの実演を見てかなり学んだと言ってくれました。トレンチ切り出し法は、この時期の重くてしっかりした雪ならではの長細いブロック供給法です。床下二段目からはもう長細ブロックを量産します。

ブロックを無駄なく切り出すには

そして、今回とても参考にしてもらえたのはブロックを切るノコ目をちゃんと入れて、スコップでこじらない。ひとかけらの雪くずも出さないくらい、キチキチに切り取る、という点です。こちらは当たり前と思って実演しても、やはり行き詰まっている人が見ると、ポイントが明らかになってくれて、こちらも皆がどこでつまずくのかに気が付きます。

一段分ブロックを出したら、笹が出てきちゃった!でも、その脇に供給地を作ってきれいに切り出して運べば大丈夫。その際は出入りしやすいように通路を開けて三段目くらいまで出入りしないと行けません。入り口に梁を渡す前に、いいブロックを作って、中に運び込んで置くのも技です。

積雪が1m無くて、床二段目が笹だったら、隣から取ります

場所によっては雪が浅くても、隣に供給エリアを作って床一段目をどんどん運べばよいです。もし傾斜地ならば、下から運ぶとつかれるので、斜面の上側に供給エリアを作りましょう。シゲさんは、大きなブロックを安定的に切り出し、着実に城塞を築きました。あっぱれです。積雪が少なくてもこうすればOKです。でも、足元から3段取れる積雪(90cm)があるならイグルー内部からだけでできます。雪かきも不要、中身だけで十分です。

普通の人は一個作るともう疲れてしまうのですがトモエさんは二個目に挑戦。結構腹が減るので、補給は不可欠。2時間→1時間の理由は、この丈の低さです。攻め攻めで内側に寄せて、屋根が低くなっていますね。

自主練で1時間切った

こちらはトモエさんの一作目。天井が高い分時間がかかっているけど、居住性はよし。中で立てるって何かと楽なのです。キツイ靴を履くときとか、シャツの裾を入れ直すときとかでかいザックのパッキングを中で立ててやるときとか。。

トモエさんは毎週イグルー作りに励んでいますが、これまで1時間半くらいかかっていたとのこと。でも今回は2つめを作って、1時間を切りました。雪かき時間ナシ、ブロック破損ナシが勝因かな。うれしいです。とても喜んでくれました。免許皆伝です。

イグルー宴会は個室でのんびり

発光イグルー村です。

山の宴会は普通は冬は寒くて外にいるのは辛いのですが今回は完全に春。そよ風、星空でした。酔うより満腹になりました。寒くて宴会イグルーに避難する理由もなく、最後はそれぞれ築城したマイホームへ。雪天井の下で思い思いの夜を過ごしました。

イグルー愛好家のねぎさんが、講習の様子を動画でまとめてくれました。

雪山泊はイグルーでテントなし!イグルスキー米山
イグルスキー米山さんの、イグルーの作り方が進化していました。最初に丸ではなく、四角がミソです。真ん中にトレンチを切り出して、四角のブロックを取る。一段目は四角く積み、二段目は四角の角を斜めに積む。目からうろこのイグルー作り。これは来年が楽しみです。ヤマレコに記録を残しています。

山行記録、ヤマレコの記録です。みんなの感想もよんでくださいね。

山行記録: 笠ヶ岳+志賀高原イグルー大会
2023年04月01日(2日間) 志賀・草津・四阿山・浅間, 積雪期ピークハント/縦走 / yoneyamaの山行記録

きょうはここまで、またね。

 

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